山形 しな織

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 昨年も参加してくださった<関川しな織協同組合>さん。

 経済産業省伝統的工芸品に指定されている織物であり、
沖縄の芭蕉布、静岡の葛布とならび、<日本三大古代布>と
呼ばれる貴重な布です。

 その名の通り<しなの木>の皮を剥ぎ、繊維にした糸を織るわけですが、
その作業工程たるや、<古代布>と、呼ばれるだけあって、忙しない
現代からは考えられないほど、手間のかかった、貴重な糸を使います。
 この貴重な糸は、関川の集落が、共同して、年間を通して作ります。

 糸があり、布になり、用途を持つわけですが、水に強い
しなの糸は、眉を煮る時や、酒袋に使われたり、
藁の茎を入れて布団になったり、生活道具として、欠かせないものでした。
 これは、関川しな織組合に保管されているものです。



絹や木綿と違って、木の皮の繊維の糸を機で織ることは
なかなか大変だそうです。

繊維にしてから糸作りは、熟練の技が必要です。

こういった機で織ります。

今までは、帯やメガネケースなどが多かったのですが、
おしゃれに、普段に使ってもらいたい、と、
パーティーなどの時、にも邪魔にならない小さいバッグを
中心に持ってきてくれるようです。

最初はとてもかたいのですが、使い込んでいくと驚くほど
柔らかになります。

会場では織姫たちがお待ちしております。